北海道グルメ動画サイト【GouTube 北海道】

N43ネット運営によるウェブサイト「GouTube(グーチューブ)北海道」をご存知ですか?
道内各地の美味しいグルメ情報を配信する2012年2月にオープンした動画専門サイトで、現在、参画店舗は26店舗!
GouTube(グーチューブ)北海道でアップした動画は、各お店のホームページや、YouTubeでも閲覧することが可能。
写真や文字だけでは伝えきれないお店の魅力を、専属のナビゲーターがお店の方と一緒にご紹介します!

ラーメン道

札幌市東区北12条東13丁目2-31
TEL.011-734-2320
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今回のロケは、地下鉄東豊線「環状通東」駅より徒歩5分ほどの場所にある、『ラーメン道』さんで行われました。
お店に訪れて、まず目を引くのは石造りの外観。
昭和44年ごろに玉ねぎ倉庫として使用されていたもので、今では貴重な石山軟石を組んで造られた、歴史ある建物なのです。
そんな重厚感のある建物の暖簾をくぐると、そこに現れるのは、丸太や木のテーブルを随所に配した温かみある店内(右下写真)。
店主の金澤道人さんによると、「本当は山の中でラーメン屋をやりたかったんだけど、それはさすがに無理なので(笑)。山小屋をイメージして作り上げた」のだそう。
さらに、店内にはスロープなども設置されており、小さなお子様連れや車いすの方にも優しい設計となっているのが嬉しいですね。
『ラーメン道』さんで提供しているラーメンの最大の特徴は、化学調味料を一切使わずに仕上げていること。
一般的なラーメン屋さんでは、作る過程でいわゆる旨味調味料を使用することが多いとされているのですが、こちらでは一切ナシ!
子どもから大人まで、みんな安心して食べられるラーメンを提供しているのです。
ただし、その分、仕込みにかける手間は予想以上。
今回のロケも、朝早くからお店におじゃまし、仕込みの様子をたっぷり覗かせていただきました。

黙々と仕込みを続ける金澤店主
今回のロケで重点的に撮影したのは、スープと、三元豚肩ロースを使ったチャーシュー。
『ラーメン道』さんで使用されるスープは、豚骨や背脂から濃厚な旨味を抽出した「白湯(パイタン)スープ」と、丸鶏や野菜、昆布などからとった、黄金色の「清湯(チンタン)スープ」の2種類。
「こってり」と「あっさり」の2つのスープで、幅広いお客様に支持される、種類豊富なラーメンをご用意しているのです。
では、まずは清湯スープの仕込みをご紹介しましょう。
清湯(チンタン)スープ

備長炭で浄化した水を使用

丸鶏と昆布をじっくり煮込む

玉葱、ニンニクなどを投入

黄金色の透明なスープが完成
スープに使用する食材は、北海道内はもちろん、全国から良質な食材を吟味。
丸鶏をまるごと1羽使い、昆布や野菜、貝柱などと一緒にじっくり炊き上げます。
野菜の甘みと丸鶏の旨味が溶けこんだ透明なスープは、ラーメンはもちろん、お鍋やスープなどのダシにもぴったりなんだとか。
「家庭の材料でもカンタンに作れるから、挑戦してみてよ」と道さんに言われましたが…見ているだけでも相当手間がかかってましたので、ちょっとムリそうです(笑)。
では、続いては白湯スープです。
白湯(パイタン)スープ

下茹でをして血抜きを行う

血抜き後の豚骨に煮豚も投入

背脂を入れて濃厚さをプラス

白濁した白湯スープが完成
続いては、濃厚な口当たりが特徴の白湯(パイタン)スープ。
丸鶏からスープを取る「清湯スープ」とは対称的に、豚骨や背脂を使い、濃厚な味わいに仕上げています。
ただ、濃厚ながらも、口当たりは意外とマイルドで飲みやすい仕上がりに。
そのヒミツは、後ほどの試食シーンでたっぷりとご紹介しましょう。
三元豚(黒朱豚)チャーシュー

2日間特製タレに漬け込む

真空状態で75分蒸し上げる

燻製器で熱燻させる

さらに一晩冷蔵庫で〆て完成

その職人魂、最高にかっこいいです!
最後は、三元豚(黒朱白)チャーシューのご紹介。
こちらのチャーシュー、恐らくこの手法で作られているのは『ラーメン道』さんだけ。
通常、チャーシューというのはタレで煮る「煮豚」の手法で作られるのが一般的ですが、このチャーシューはまったく違います。
肩ロースを生肉のままタレに2日間漬け込んだ後、真空状態でセイロで蒸します。
その後、燻製器に入れてさらに75分間熱燻にすることで、お肉から滴った肉汁とタレでほんのりスモーキーな風味に。
その後、さらに別の特製タレに漬け込み、一晩冷蔵庫で寝かせることで、じっくりと味の染みた特製チャーシューが完成。
このチャーシューの完成まで、なんと約3日間。
さらには提供する直前にさっと炙ることで、熱々、ジューシーな味を楽しめるのです!
この手間と時間も、道さんは「ラーメン作りが楽しいからやってるだけ。そのことでひと手間、ふた手間増えることになっても、別に気にならない」そうです。
この職人魂、かっこよすぎです!
スープやチャーシューを仕込んでいる合間にも、様々な仕込みが同時進行で進んでいきます。

メンマ仕込中

ねぎ油
ねぎ油や鶏油(チー油)などの香味油や、メンマなどのトッピングまで、いうまでもなくすべて手作り!
この手間暇が、『ラーメン道』さんのラーメンの美味しさを支えているのですね。
以上で午前中の仕込み風景の撮影は終了。
午後からは、いよいよ試食シーンの撮影が始まります!
お昼のピーク時間が終わった午後3時、試食シーンの撮影がスタートしました。
調理シーンやメニューの撮影など、収録は順調に進んでいきます。

「ダメだー!全然手が止まらない!」

一発で決めたデキる女、小林ナビゲーター
しかし、ラーメンを撮影する際、ちょっとしたハプニングが。
ラーメンの撮影時、レンゲや箸を使ってスープや麺をアップで映す「箸上げ」という撮影をよくやるのですが、それを担当したディレクターの工藤氏(右上写真)の手の震えが止まりません…。
何度やってもプルプルと揺れ、最後には「あー、ダメだ!」とさじを投げる始末。
ちょうどそのタイミングで、本日のナビゲーターである小林さんがお店に到着。
一発でビシッと手を決めるその技にスタッフ一同「おーー!!」という歓声が(右下写真)。
さすが、若者の手の静止力は素晴らしいですね!
この撮影方法、意外と難しいので、皆さんもラーメンを食べた時にはぜひお試しください(笑)。

道さんこと金澤道人オーナーと小林ナビゲーター
小林ナビゲーターのおかげでメニュー撮影は無事終了し、ラストは金澤店主との試食シーンの収録へ。
「あんまり台本読んでないんだよなー…」と言っていた金澤店主ですが、リハーサルをしてみると、とってもおしゃべりが上手!
1、2度流れを確認しただけで、すぐに本番の収録がスタート。
今回の撮影では、2種類のスープと三元豚チャーシューの美味しさがわかるよう、3種類のラーメンを試食する予定です。

極みの正油 750円
まずは、清湯スープを使った「極みの正油」、そして「特製しおラーメン」を試食することに。
早速、「極みの正油」のスープを飲んだ小林ナビゲーター、「すごい飲み口がすっきりしてますね!麺と一緒に食べると…あ、麺も食べ応えがあって…そして甘い!」と、口に運ぶたびに感動のコメントが飛び出します。
また、約3日間かけて作られる三元豚チャーシューを試食すると、「あ、柔らかい〜!そして、すごく香ばしいというか、スモーキーな味がしますね。これは初めての味!」と絶賛。
よほど美味しかったのか、カメラの回っていない間も食べ続ける小林ナビゲーターなのでした。

特製しおラーメン 750円
続いては、丼の底が見えるほど透き通った黄金色のスープが美しい「特製しおラーメン」。
清湯スープに、3種の塩と鶏油(チー油)を加えた、あっさり、コクのある味

鶏の脂を抽出した、コクのある「チー油」
わいが人気の一杯です。
「あっさりしてる…けど、食べ進めるうちにどんどん旨味が濃厚になっていく感じですね」と驚いた様子の小林ナビゲーター。
実は函館の出身の小林さん、収録前日は函館に帰省中で函館名物の塩ラーメンを食べてきたそうなのですが、「函館のラーメンとは違う〜」とびっくりしていました。

道みそラーメン 750円
最後は、白湯スープを使った「道みそラーメン」を試食します。
こちらは、これまでの2つのラーメンとは異なり、まろやかなコクが楽しめるラーメンです。
「あ、これはコクがあって、割と辛めの味噌で私好みです!それにしても、さっきからスープ飲んでますけど、全然のどが渇かないというか、水飲まなくても大丈夫なんですけど、なんでだろう?」と小林ナビゲーター。
それはやはり、無化調で仕上げたからこそ。
スープ、麺を楽しんだ後は、「さっき食べたらおいしかったんで…もう一回チャーシュー食べてもいいですか?」と、再度チャーシューをパクリ。
「あーおいしい。これは絶対お店に来て食べて欲しいですね!」と、大絶賛の様子でした。
以上で本日の収録はすべて終了!
アドリブにも強い金澤店主のおかげで、試食シーンもスムーズに終えることができました。
今回はスープからトッピングまで、すべてに手間と愛情をかけて丁寧に仕上げた、ラーメンへの愛情がひしひしと伝わる取材となりました。
今回撮影した動画は、2月後半に公開予定
ただいま絶賛編集中となっておりますので、公開までお楽しみに!
GouTube(グーチューブ)北海道では、今回取材した『ラーメン道』さんはもちろん、北海道各地の温泉や飲食店の動画も順次アップする予定ですので、今後もお見逃しなく!
取材日:2013年2月8日
ロケ舞台裏リポート店 
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